西加奈子著 「I」 感想
さてさて、書評のお時間です。こんにちは🌞nanasikaです。
西加奈子著「I」を読み終えたので書評をしていきたいと思います。書評といっても専門家ではないので、一個人の感想となります😅
1.本の概要
2.感想
の順にお話ししていきます。ではでは
1.本の概要
「この世界にアイは存在しません。」入学式の翌日、先生は言い放った。その言葉はアイの人生に小さな影を落とした。果たしてアイはアイを見つけることができるのでしょうか?
↑概要が下手くそすぎて泣けますねw 😂😭😭
簡単に説明すると、
シリア生まれでありながら奇跡的に裕福な家庭に養子として迎えられたアイは心優しく、悲観的な少女なのです。アイは日本で何不自由ない生活を送っているのですが、そんな今でもシリアでは苦しんでいる人達がいる事を思い、心苦しくなるのです。そして自分だけが幸福な事に後ろめたさを感じる。
そんなある日、数学の先生から「この世界にアイは存在しません」と告げられる。その言葉はアイに小さな衝撃を与える。iとは数学の虚数の事だが、アイには自分の事のように感じた。
iそれは「愛」。両親とは一切血が繋がっていないアイ。父と母はアイに実際の両親のように愛を込めて接していた。しかし、アイには両親との見えない一線がある事に気づいていた。両親に実の子供が生まれてしまえば、この愛はどうなってしまうのだろうかと怯える日々。果たしてそのiは本当の愛なのだろうか?
iそれは「自分自身」。本当は不幸になるはずだったのに、奇跡的に幸福な生活を送ってしまっているアイは何かに後ろめたさを感じる。本当にこのまま幸せな人生を過ごしていいのだろうか?別のシリアの子が幸せになるべきではないのどろうか?そんな言葉が頭の中をぐるぐる🌀。自分自身の在り方、存在理由はどこにあるのだろうか?
アイの物語いや、アイの人生の中で苦悩や葛藤、時々幸福を繰り返しながら成長していく、そしてアイはアイを見つけることができるのでしょうか❗️
みたいなお話です。ここまでで800文字以上を費やしてしまいましたww
2.感想
正直、非常に読むのが辛かったです😥普段は一週間で1冊読み終えるのですが、この本は3週間かかりました。
読み辛かった点を2つ紹介します。
①実際の被災な事件が登場してくる
この作品には実際に起きた出来事が登場します。地震やテロ、多数の死者数を出した事件など。この様な出来事を読んでいると読手として心が痛くなってきますし、鬱になりますww次のページではどんな被災な出来事が登場するのだろうかと思うと、読み進める手が止まってしまいました。
知ってるモノもあったり、知らなかったモノもあるので社会勉強にはなるのですが、陰より陽な出来事の方が良いですよね😂
②悲観的なストーリー
とにかく、物語全体が真っ青🟦
主人公のアイが悲観的な考え方なので、ネガティブな文章が溢れていました。死者数をノートに書いたり、流産したり、、、、あれ悲観的な考え方というよりはアイの身に悲劇的な出来事が舞い降りているだけなのかもしれないね。
真っ青な物語ではありますが、すごく考えさせられる小説でもあります。
東日本大地震の際、東北で大きな地震が起きましたが、東京でも揺れました。東京は数日でもとの日常に戻るのですが、東京に居たアイは被災者ぶります。確かに東京も揺れているのでアイも被災者なのですが、アイの場合は自分も災害の渦中にいたいという感情があるのでなんだかなぁという感じになりましたよね。
東京に居た人も被災者と呼んでいいのか、被災者の事を思うのはいい事かなどなど、難しいテーマがあるのですよ。
なんだか思ったこと書けなかったなぁ、、、最後に一言!
難しい内容でした!
以上